S660
登山道へたどり着くために舗装された林道を走る事が多く、小回りのきく
S660で楽しく移動しています。この車、エンジンが後ろにあり、二人乗りとなっています。
排気量は660の軽自動車で、上りではパワー不足を感じることが多かったため
SEEKERのOPTIMUM ECUをインストールし、私としては十分なパワーを手に入れ
より移動が楽しくなりました。
その分タイヤの消耗が早くなり、撮影でフロントは年に2セット使い切ります。
またこの車、トランクがほとんど使い物にならず、助手席にリュックを置くと
何も積めません。
また、シートを倒すこともできず、車内泊にも向きません・・・・。

<整備記録>
○アクチュエータ交換
SEEKERのOPTIMUM ECUをインストールし、当初1.2のブーストがかかっていたのですが
最近、1.0までしかブーストがかからず、メールでSEEKERに相談したところ、アクチュエータが怪しいのではと見解を頂き、ではとアクチュエータを交換する事にしました。
アクチュエータはM&Mのものを購入しました。

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アクチュエータの調整にはブーストメータが必須とのことですが、
私の車もレーダーと兼用でブーストがわかるようになっています。
これ、コストパフォーマンスが良くお勧めです。

 

さて交換です。
1.カバーの脱着

まずターボチャージャーを覆っているカバーを取り外します。
2個のボルトと1個のナットでカバーが固定されています。
これを外すのですが、作業場所が狭く、ボルトがうまくかみあわないまま、
レンチをまわしてしまい、見事になめてしまいました。
いろんな工具を使い外そうとしましたがなめたボルトはまわりませんでした・・・が、ナットツイスターというものを使いあっさりと外すことができました。なめたナット・ボルトにはお勧めです。

 

センサーは外すことなくカバーを上にずらすだけで作業できます。

2.アクチュエータの脱着
タービン側のピンはペンチで広げ苦労せず取り外せました。
アクチュエータ本体は2本のボルトで固定されていますが、このボルトを外すのに場所が狭く
苦労しました。ボックスも入れる余地がなかったのですが、ラチェットレンチで外すことができました。
次にアクチュエータ本体を取り除くのですが、上に配管があり、当たってしまいなかなか外すことができませんでした。
作業スペースを確保するため、周辺のパーツも外しました。
知恵の輪パズルのように左側にまわし引き出す事で力を入れることなく外せました。
取付は逆の手順であっさりと行う事ができました。
取り付けた所
早速エンジンを始動しテストしたのですが、
ブーストが0.2しかかかりませんでした。
ねじを調整したら0.1しかかからなくなり、逆側に回しようやく1.2かかるようになりました。

3.ブーストの調整
1,2,3速で1.2のブーストがかかるようにし調整したのですが、冷えている時、温まっている時で
ブーストのかかり方が違ったり、高速域で加速したときのかかり方が違い、(おそらく、瞬間的に高ブーストがかかり)PGM-FIの警告灯がついたりしました。警告灯がつくと、アクセルを踏んでも50kmくらいまでしかスピードが出なくなるので一度エンジンを止めて、再度スタートさせると、警告灯はついていますが、普通に運転できるようになりました。
(PGM-FIの警告ランプがつくとABS警告灯とVSA警告灯も同時に点灯しました)

しばらくおいてエンジンを冷やして再度始動しても、ランプはついており、もう一度止めて、エンジンをかけるというのを2,3回繰り返すと警告ランプは消えました。

これを何回か繰り返したのですが、あまり気持ちよくなく、調べてみました。
PGM-FI警告灯がつくのにはいろいろなケースがあるのですが、ターボ チャージャ過給圧過剰なのかと思っています。

4.調整を終えて
OPTIMUM ECUをインストールし最初に感じたのが、加速が良すぎて、「これではブレーキが心もとない」だったのですが久しぶりに同じ感じを持ちました。
スピードのノリが良く、楽しさを取り戻しました。上りの山道でも結構速いです。
強化アクチュエータにしたことで、ブーストのたれがなく、ずっと高ブースト(1.1-1.2程度)がかかるようになった気がします。

番外
取り外した純正のアクチュエータを見るとねじが切ってありナットを回す事でブースト圧を調整できるようになっているようです。
上記のような手間をかけてようやく交換したので、戻して試してみることはしていませんが、調整で1.2のブーストをかけれたかもしれないと思っています。
ナットの調整はアクチュエータを取り外さなくても、固定されているピンを外せば可能なので、アクチュエータ交換よりはるかに作業は楽だと思います。同じ症状の方がいれば、試してみてください。

 

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