2022/7/4-7/9
小河内岳ー中岳ー赤石岳ー中岳ー小河内岳
会社の休みを利用して南アルプスを進んで見ることにした。過去、小河内岳止まりだったのだが、いつかその先に行きたいと思っていたのだ。ただ、予報では台風が来ているとのことで心配なのだが、良い景色が見られるのは予報が外れたときが多いということもあり、状況を見ながら進むことにした。
7/4、19時ころポカリスエット2本、グラノーラ、乾燥ひじきご飯、飴を持って家を出た(最近、体重も増えてきたこともあり、ダイエットも兼ねて、食料は最低限とした)。
23:30から登山道を登り始めた。一週間前に登ったときは、ここで雨に降られ、ずぶ濡れになったが、今日はいつ雨が降ってもいいように準備万全だ。三伏峠の手前辺りから霧の中に入り、烏帽子山のあたりでは結構雨が降ってきた。雨の準備はしていたのだが、両側のハイマツをかき分けて進むため、やはりずぶ濡れになった。本当なら日の出に撮影の予定であったが、ザーザーと降り出しそれどころではなかった。7時前に小河内岳避難小屋に着き、濡れたものを一通り室内干し……寝た。
その後、ずっと霧の中で、夕方ようやく霧が引いた。
小河内岳山頂へ行き景色を眺めた。
西側、太陽が沈む前、雲海に囲まれいい感じだ。
北側 烏帽子岳、前小河内岳、塩見岳が見える。気持ちの良い景色だ。
この時、東側は雲に囲まれ富士山は頭しか見えていなかった。
その後、小屋に戻り寝ながら1時間おきくらいに富士山の見え方を確認していた。
4時ころ朝焼けを予感した。
そこから朝焼けが始まり、最高潮がこれだ。
朝焼けのきれいなグラデーションとどこまでも続く感じに心を打たれた。
その後、日の出とともに雲の色がオレンジに変わった。
今回は、台風が来ているとのことで撮影できないかもと思いながらやってきたのだが、良い景色を見れて、気合が入り、赤石岳めがけて進むことにした。
7時ころ小河内岳避難小屋を出発し、高山裏避難小屋を経由し、途中の水場で水を補給し、ちょっとした広場みたいな所で休んだ。ここから先はずっと上りという感じだ。木々の中を登り続け、その後荒川小屋への標識が出てきた後はガレ場を登ることとなった。登っても登ってもまだ上りが続く。ちょっと嫌になったが上り続けた。途中雨が降り出した。
その後、前岳のあたりは片側が落ちている稜線を歩くのが怖かった。中岳に来てもガスで中岳避難小屋が見えず焦ったが、すぐに着いた。13:00頃だった。それからずっと雨で寝ていた。
翌日朝方、富士山がきれいに見えていた。
その後も晴れが続いていたため、濡れているものを全部太陽にあてて乾かした。
小河内岳方向を撮影。真ん中あたりに避難小屋が見える。
富士山もずっと見えていた。
9時ころまで乾かし、じめじめ感がいっきに解消されたので、赤石岳めがけて進んだ。
まずは中岳からずっと下りだ。
途中、お花畑で鹿の防護柵を開け入った。
きれいに花が延々と咲いていた。
更に下って行くが、ガスが出てきており、景色がいまいちだった。
最下点が荒川小屋だ。ここで水を補給しこの先上りとなった。ずいぶんと下がってきたが、同じ分、今度は登る事になる。考えただけでも疲れてくる。ときたまガスが晴れるが基本は霧であまり景色は見えず、張り合いも出ない。
大聖寺平は見通しの良いなだらかな上りで、その後だんだんと急になっていく。小赤石岳まではきつかったが、そのあとは稜線を気持ちよく歩けた。景色が見えないのが残念だった。
赤石岳避難小屋には13:00頃に着きその後、結構な雨が降った。かわせて良かった。
避難小屋は営業の準備をしており、夕食をご馳走になった。
朝、景色を期待したが、富士山は雲で半分隠れ、赤石岳はガスが流れてきて見通しがきかなくなったりと、条件はあまり良くなかった。
富士山が見えなくなったので撮影は切り上げ、今日はいっきに小河内岳避難小屋をめがけて戻ることにした。
途中、小赤石岳のあたりでガスが引き、見通しが良くなった。
雪が残っていたので一緒に撮影した。
そこから下ってきて、振り返って撮影。ここを下りてきたのかと疲れが出てくる。
その後も富士山は見えており、ときたま撮影をしながら進んだ。荒川小屋への途中、森林限界の手前で撮影。広々とした感じが気持ちの良い景色だった。
荒川小屋を通り過ぎ、時計の高度計を見ると500mくらい下ったが、その分、これから上りだ。これが大変だと思ったが、以外と休憩なく登れる感じだ。山に合わせて、自分のペースで登れるようになったかもしれない。すごい遅いけど、上り続ければいずれ着く。遅くてもいいから、苦しまず上りたいと思い、ふうふう言いながら中岳まで登った。
そこからはまた600m下りだ。ガレ場を下り、木々の間を下り、もう下るのは嫌になったが、まだ下りだった。
高山裏避難小屋に11:30頃着き、小河内避難小屋まであと4時間かからないくらい。ここからは上り主体で今まで下りた分登る感じだ。すでに上りも下りも嫌で、平坦な道を歩きたい気分となっていたが、ゆっくりと登っていった。最後の200mは森林限界を超えての上りとなったが、すでに体力はなく、這うように登っていった。15時ころ、小屋に着いたが、あたりはガスで展望はなかったのですぐ寝た。夜中もずっとガスで、4時ころすごい雨が降ってきた。もう撮影は無理と荷物をまとめ、下る準備をした。4時半には雨が上がったため、急いで下っていった。
8:30頃駐車場に着き、昼前に家についた。
小河内岳では思わず良い景色が見られ、目的だった赤石岳には行けたが、そこでの富士山はいまいちだったので、もう一度と思っているが、今回のコースで行くのはちょっと嫌かもしれない。
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